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中学校に進学しても、裕子は相変わらず不登校。
乱闘騒ぎも絶えないようだ。
本当なら退学だろうに、なんとかそれは免れているらしい。
母からの電話は以前より回数こそ減ったが、忘れた頃にかかってくる。
毎度家族の近況以上に、裕子の近況と話をして欲しいと言われる。
そこまで言うと言うことは、やはり俺と裕子に何かあったことは承知しているのだろうか。
だったら、そんな俺に何が言えると言うんだ？
まさか。
兄以外の関係になってくれと、言ってるわけじゃない、よな？
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