【奇妙過ぎる店】

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「な、何だって?!何言ってるんだっ!コイツ!」 俺は!咄嗟にマリアの手を掴むと!その場から逃げ出した! 『幸福堂』の建物から外へ転がる様に飛び出すと!! 当然の事だが、外は相変わらずススキの原っぱが広がっていた。 俺は! マリアの手を引っ張ると、暗い中、当初の予定通り幼なじみのユウタロウが待つ場所へと後ろも見ずに全速力で走りまくった!! マリアも恐怖のためか、終始、無言で一緒に走ってくれた。 俺達は途中でススキを掻き分けたり、一瞬、足がもつれて転びそうになりながらも、必死になって走った!!! と… やがて… 遠くにぼんやりと明かりが見えて来た!! よっしゃ! あともうちょっと!!! ユウタロウ!! 待っててくれよ!!! 俺とマリアは! ユウタロウが待つ明かりの方角に向かって 一心不乱に走って行った!!
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