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空が近い。 都会の空は星がちっとも見えないけど、月が綺麗に輝いている。 月を眺めながらビールをちびちび飲んだ。 綺麗な月を見ていると、自然と涙が零れる。けれど、もう涙を止めることはしなかった。 泣くのはこれで最後にするから。 もう泣かない。 ビールが空になり、キッチンに行って空き缶を洗う。ゴミ箱に〈缶〉と書かれたシールが貼ってある方に空き缶を放り込んだ。 その日はいつもより早く、眠りについた...フカフカのお布団に包まって。
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