< 再来 >

88/127
前へ
/185ページ
次へ
真美  「ちょっと、何を言ってるの? この子が      歩けるわけないでしょ? まだ9か月だし。      でも、本当にそうだったら、何で私達を      起こさなかったのよ。        記念すべき瞬間だったじゃないの!!      だって、寝返りもまだうったことないのよ。      この子って生まれつきのアスリートなのかも」 真帆は、時々、姉の一種特異的な物事の考え方にいらだちを 感じる時があった。 しかも現実主義者の為、自分自身の目で確かめないと何事も 信じないところがある。
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加