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オレは白堊の弁当を食べきり
腹をさする…
白金 白堊
(シロガネハクア)
「わぁ…スゴいね、八雲…ぜんぶ
食べてくれたんだ…ありがとう」
オレはいいっていいって!
とニッと笑って見せる
あ、そうそう…オレは信じてないけど
白堊の家系は首鎌一族の家系なんだって…
こんなに良い奴があんな
悪趣味な一族を先祖に持ってるなんてさ
絶対に無いよと思ってたら
チャイムが鳴った…
オレ達はすぐに弁当箱を片付けて
次の授業の準備をする
確か…次の授業は音楽か…
音楽室に移動しないと
オレと白堊は音楽の教科書と
ノート、筆記用具を持って
音楽室に向かう…
オレ達の三年二組の教室と音楽室は
近くて、音楽室は廊下の突き当たりにある
オレ達は教室を出て
廊下をクラスのみんなと歩いていく…
ここは、3階だから近くにある
湖畔が良く見えるな
授業開始3分前にオレ達がついた
音楽の授業も無事終わり…
オレ達は帰りの支度をするため
再び3年2組の教室に向かった
外を見ると天気が悪い
黒い雲が空を漂っていた…
オレの家は近道を使えば15分で
帰れるところにあって
白堊の家はオレの実家の
向かい側にある…
家はご先祖様が昔、住んでた家で…
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