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学校の一番後ろの席で机に足を置いて座る俺はこの学校を束ねている 橘 クウヤ。
この学校、いやこの地区では負けなしだった俺は最近負けを経験した。
奴は急に現れて、俺にこう言った。
《喧嘩って何だろう?痛いのに、楽しい?力はもっと他に使うべきだ。》
何を言っているのか分からなかった。
「クウヤさん!!!喧嘩売りにいきましょうよ!!!」
「クウヤさんが負けるなんてきっと調子悪かったんですよ」
何を言う……俺はこれでも五連敗なんだぞ?
俺の傷を抉る仲間にちょっと苛立っていれば。
『ク~~~~~ウ~~~~~ヤ!!!!居るかぁ?!!!!!』
ビクッ………「クウヤさん!!!奴です!!!奴が校門に!!」
慌てて窓側に向かって見下ろせば、両手には気絶している男達と周りにも体を震えて立てずにいる奴等。
「お前!!!!まさか一人で来たのか?!!!!「「「「舐めやがって!!!!やっちまおうぜ!!!「「「息の根止めてやる!!!」
バタバタと廊下を走り抜ける生徒達……俺は再び下を向いた。
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