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そう強く見ても離れてくれないイクヤにもう諦めた。
チャイムがなってもう昼前の授業、大人しく普通に授業に参加する。
その時だけイクヤ席に着いて離れてくれる。
あんなになつかれるとはね……。
俺がこの教室になったとき、俺に見えないところでイクヤを苛めていた。
え、なんで隠れてって??俺が怖いからさ、俺が一番嫌いなのが弱いものいじめ。
で、助けたらずっと側にいて、俺の世話を焼いてくれる、楽だけどさ。たまにウザいんだよね。
俺はイギリスと日本のハーフで少し目の色が違う。
昔良くいじめられたな、今や負けないし!それがあって俺は強くなったのかな。
ズキッ!!!『……痛い…』
クウヤも痛がってるのかな、想像すれば笑えた。
学校が終わり…バイトに向かう。
トラックに荷物を積む流れ作業、もう二年ぐらい続けているバイトだった。
俺の家は親父がイギリスで働いているというかもう離婚した。たまに俺に連絡が来る。
離婚の理由は……『ただいま、ドッ!!っつ!!!「おーかえり、ヒクッ、酒ぇ買ってきたかぁ!!」
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