simulation.2

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言い切った倉松は、なぜそんなに偉そうなのか。 もしかしたら進展があるかもしれないのに。 「私が?理人と?ありえなさすぎて笑えてくるわ」 こっちはこっちで、なんか女王様っぽいし。 天見さんのキャラ統一って、言ってた意味がわかった。 コロコロとキャラが変わるから、話が全然頭に入ってこない。 まぁ、こんなわけのわからない話、全く入ってこなくていいんだけど。 「ではまず、一緒に暮らすというのはどうでしょう?」 「倉松、勝手に話を進めるな」 「なぜですか、このゲームの類はそれが王道なんですよ?」 会話、俺は会話がしたい。 「……わかった、やるわよ」 「え!?なんで!」 まさか、ここで折れると思ってなかった。 「考えてもみてください。延々と否定してても帰れないんですよ?」 「……あぁ、それはイヤかも」 そういうことなら、話だけ聞いて終わりでいいんだ。 まだ頭が回ってなかった。 「さすが桜花です!やっとやる気になってくれたんですね」 なってないと思う。 だって、彼女は限りなくうんざりした表情をしているから。 それを表情に出しても気にしないゆあって子、スゴイな。
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