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「日曜の朝っぱらから呼び出して、なんの用?」
「桜花、朗報よ」
イヤ、あたしはなんでこんな時間から呼び出されなきゃいけないのか、そこのところを聞いたんだけど。
朗報なんて、どうでもいい。
帰って寝直したいくらいだわ。
「弓愛さん?あたしはね、日曜の朝7時に呼び出された理由を聞きたいわけですよ」
「朗報なんですよ?聞かなきゃソンです」
…ダメだ、なんか輝いてるから話になんない。
誰か、コイツの暴走を止めて。
「桜花に彼氏を紹介するわ」
「はぁ?あんたいつの間に彼氏なんて作ったの?」
「え?私そんなモノ作ってないけど?」
話って言うのはね?
噛み合ってこそ話なんだよ。
「あぁ、言い間違った、桜花の彼氏を紹介するって言いたかったの」
「なんかおかしいだろ、それ」
冷静に返しはしたけど、よく考えなくてもこの親友サマはおかしいことを言ってる。
もしかして、親友と思うことって間違ってるのかな。
「あら、だって、彼氏いない歴何年よ?」
「あんたに言われたくないわ」
どこか勝ち誇った顔をしてるけども。
彼氏いない歴イコール年齢なクセに。
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