序章

4/4
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
宇宙屋へ問い合わせると必ずこう言われる。 怪しいよな。かなり。 でも実際俺の会社の社長が言ってたんだよ。 「久住、誰にも内緒にするなら良いこと教えてやるよ。宇宙屋へ問い合わせてみな。何でも売ってくれるぞ。俺も宇宙屋のお陰で今じゃこの上無く幸せだ」 あ、俺は久住蒼(クズミアオ)。 社長は確かに幸せそうなんだよな。社長にまでなり、美人の奥さんと可愛い娘が居て毎日忙しいながら笑顔が絶えない。 実は俺にも欲しいモノがある。だから宇宙屋へ問い合わせたらああ言われたのだ。 宇宙屋は宇宙にあるらしい。 宇宙だぞ。行けるのか? でも社長の幸せそうな姿を見てたら俺もやってみたくなるのだ。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!