第2話 怪我

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1人で歩いて病気に行けると豪語していた彼は無理をしていたらしく、歩き方がぎこちなくなってきていて、それを悟られまいとしている。 病院ではしっかりと先生に説明をし、話を良く聞いていたので、僕は後ろに座って先生の危うい頭頂部を眺めていた。 莉子先生の言った通り、深くはあるが暫くすれば綺麗に治ると診断され、傷薬やガーゼ等をもらった。
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