『 美沙の災難 』

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その 不穏な会話に 「…な、何をする気ですか?!」 「え?! な、なんですか? その会話?! この辺りでいい…って?!」 拓真と龍之介が狼狽えている。 黄道は 「忘れていたが。全員これを装着しろ」 皆に向けて何かをひとつひとつ投げ始めた。 それを手に持つ美沙。「…なんですか? これ…」 それは一見すると ランドセルのような形にも見えるが 「聞くの怖いんですけど…なんですか? これ…は…?!」 恐る恐る拓真が口を開く。 「パラシュートだ」 「ぱ、パラシュート?!」 「えっ?! パラシュートって…?!」
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