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その様子を
「…そんなことを子供に聞くな」
黄道は呆れたように見ている。
しかし
「そんな時に、もしドアが開いた場合、わたしたちはどうなるんですか?!」
結が真剣な顔で質問した。
それには
「そのドアから外に引っ張り出されるんだよ。すっごい勢いでさ」
押水が答えている。
「ええっ?! じゃあ、あの時、もしドアが開いていたら…?」
「うん。俺たちは今頃機体から外に放り出されて…」
「やめてください! 考えたくないです!!」
ははは…と押水が笑っている。
「だけど。小さい穴でも機体は壊れるんじゃなかったっけ?」
「ああ。何年か前にそんな事故あったって聞いたことあるよ」
「うっわ…こわ…!」
拓真と龍之介は盛り上がっている。
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