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「君はどうも、子供らしくないですね…。今日は夕焼けが綺麗です。勉強はやめましょう」
男性は勢いよくレースのカーテンを開け
真っ赤な夏の夕焼けに、圭一郎は目を細める。
「たまには外に出て遊んで来なさい…と言っても。もうすぐ夜になりますが…」
ーー遊べって言われても…ボクには遊ぶ友達なんかいないんだけれど……ーー
しかし
「はーい!」
明るく返事をすると
圭一郎は本を閉じた。
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