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「もっと美しく飾って差し上げますよ……」
枇杷で蓋をされたまま、婦人は苦しそうに息を上げる。その周りをグレイは何かを探しながらコツコツとゆっくり歩く。
「…そうだ…クリームチーズなんてお好きかな…」
フッと向けられた紳士の笑顔。手にしたクリームチーズをバターナイフに取るとグレイはジャムまみれの婦人の躰にねっとりと伸ばしていく…
「ああっ…」
「クスッ…冷たいですか?」
チーズとバターナイフが肌に付着する度にピクピクと躰が小刻みに痙攣する。
躰の揺れを我慢しながら真上にあるナイフの先から目が放せない。
冷たさに敏感な箇所ばかりを狙い、グレイは悪戯気にバターナイフを滑らした。
「あ、…やめっ…やめっ…お願っそこはやめてっ」
危険を感じ腰をひねる。
膝の上にチーズを乗せてゆっくりと上まで伸ばし…
怯える婦人を眺め、大腿の付け根を数回なぞり、グレイはバターナイフで紅い肉芽をそろっと撫でた。
「あぁっ…くうっ…うっ…んんっあ…あっ…」
冷たいバターナイフで撫でられる度に膝が揺れる。
婦人のそこから溢れた蜜と甘い果汁。そして、クリームチーズをそこでゆっくりと混ぜ合わせる。
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