case.1 夜道

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“――コノげーむニちゅーとりあるハ無イデェェェ~ス!”  再び液晶画面から大声が聞こえ、見るとピエロが邪悪な笑みを浮かべて私を見ていた。 “Question.1! サテ問題デス”  不気味なピエロは笑顔を崩すことなく喋り続ける。 “イキナリぴえろガ襲ッテキタラ、貴女ハ逃ゲラレマスカァァァ~?” 「……は?」  その直後だ。  タッタッタッタッと後ろから、誰かの走る音が聞こえてきて振り返ると―― 「ィヤッハッハッハッ!!」  暗い夜道の向こう側に、ピエロがチェーンソーを持って立っていた。 「何、アレ……」  さっきゲーム画面で見たピエロと同じ顔をして……アレ?  スマホを見ると、そこには何も映っておらず、もう一度顔を上げると、
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