Candied Birthday Full Course

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一つめの小ぶりの箱は那桜からでアクセサリーがひとそろいしている。 二つめに開けた深智からの箱には、カチッとして、それでいてデニムとか砕けた恰好にも合うようなバッグが入っていた。 赤茶という、季節もあまり選ばない感じの色で、オールマイティに活躍してくれそうだ。 三つめの箱にはカードがなく、とりあえず手に取るとジャラジャラと音がした。 ジャラジャラ? 「へ?」 箱のふたを開けた叶多の手が止まる。 く。 戒斗が短く吹いた。 「……これ、何?」 叶多は顔を上げて怯えたように戒斗に問いかけた。 「これはなんだ?」 戒斗が中身を取りだして逆に問い返す。 問われなくてもわかる。 「……手錠」 「じゃ、これは?」 「……首輪」
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