Candied Birthday Full Course

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叶多から箱を取りあげて脇に置くと、いきなり戒斗は襲ってきた。 戒斗は乱暴にさえ思えるほど頭の後ろをつかみ、叶多の口を舌で抉じ開けた。 戒斗が飲んだワインの味が口のなかに広がる。 息苦しくなり始めたとき、戒斗はやっとくちびるを離した。 何が理由で気分を害したのか、戒斗の瞳が不穏に叶多を見据え、背中にまわった手がワンピースのファスナーにかかる。 「戒斗?」 「真理に触らせたな」 「え?」 「化粧」 「……。き、今日はあたしの誕生日なんだけどっ!」 「だから、気分よく、きれいにしてやる」 戒斗は止めようとする叶多の手を避けながら、ワンピースを剥ぐように床に落とした。 胸もとに手を滑りこませて戒斗はふくらんだ素肌をつかむ。
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