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躰を浮かせられ、戒斗の脚が後ろから叶多の脚の間に入って膝を立てた。
叶多は戒斗の脚をまたがる恰好にされ、戒斗の手は簡単に敏感な場所を捕らえた。
やわらかく触れる指は叶多の感覚を快楽でいっぱいにした。
背中を戒斗に押しつけるようにして首をのけ反らせる。
水の浮力と無防備な恰好が、せめてと抗う力をも無効にした。
バスルームに自分の声が広がる。
そうわかっても声は止められずに、躰は行き着くさきを目指していく。
叶多は一定の間隔で、小さな声を漏らしだした。
それは叶多がイク感覚に入ったことを戒斗に伝える。
わずかに指の動きが変わった。
直後、叶多の躰が激しく跳ねてバスタブのお湯が波立った。
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