Candied Birthday Full Course

43/54
300人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
躰を浮かせられ、戒斗の脚が後ろから叶多の脚の間に入って膝を立てた。 叶多は戒斗の脚をまたがる恰好にされ、戒斗の手は簡単に敏感な場所を捕らえた。 やわらかく触れる指は叶多の感覚を快楽でいっぱいにした。 背中を戒斗に押しつけるようにして首をのけ反らせる。 水の浮力と無防備な恰好が、せめてと抗う力をも無効にした。 バスルームに自分の声が広がる。 そうわかっても声は止められずに、躰は行き着くさきを目指していく。 叶多は一定の間隔で、小さな声を漏らしだした。 それは叶多がイク感覚に入ったことを戒斗に伝える。 わずかに指の動きが変わった。 直後、叶多の躰が激しく跳ねてバスタブのお湯が波立った。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!