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「この前行きたいって言っていたカフェに行こう。」
「え…?いいんですか?」
「あぁ…」
デートだなんて夢のまた夢で…絶対できないと思っていた。
だから先生からデートのお誘いを受けるなんて……
「私、楽しみです!」
思えばこのときの私は何の疑いもなく
本当に幸せな気持ちでいっぱいだった。
だけど、先生とのデートをするはずだった明日
先生にどん底に落とされるなんて思ってもみなかったんだ。
だって目の前の先生の微笑みは嘘じゃないって思うから―ー
「じゃあ、頑張って。」
そう耳もとで囁かれて先生はまた椅子に座って私を見ている。
これはもう……するしかない。
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