悲しい初デート

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「ごめんなさいっ……」 「俺は嬉しいよ?これで俺がそばにいなくても一人でできるだろう?」 「え…?」 「高校を卒業したらこんな風に毎日会えるわけじゃないから。」 「私毎日先生の家に行きます。」 「ふっ…何だかプロポーズみたいだな。」 「え…ち、違います!今のは違います…」 「わかってるよ。大学遠いんだろう?毎日は無理だから止めておきなさい。ちゃんと大学生のうちは勉強しておくんだぞ。」 「……はい。」 大学へは家から電車で一時間かかる。 高校みたいに毎日先生に会うのは難しくなるのはわかっているけど それでも今より自由に会えるなら会いたい。 毎日でも先生を見て、先生に触れて触れられて、「未亜」って呼ばれたい。
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