悲しい初デート

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「先生…遅いな。」 先生が来てくれる、ただただそう信じて待っていた。 8時になっても9時になっても来なくて… 先生に連絡しようと思ってもそういえば連絡先も知らない。 連絡先の交換も高校を卒業してからって約束だったから―― 「もしかして、振られちゃったのかな……」 本当は…考えたくなかったけど 私は遊ばれていたのかな? でも、先生は絶対来るって言ってくれた。 その言葉を、信じたかった…… 先生が私に与えてくれた快感 指先や舌先にうそ偽りはないって信じたい。 今日だけでも…先生をずっと待ちたい。
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