悲しい初デート

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「未亜!!」 「先生……?」 「何で……何でここに…」 「だって先生がここに7時にって…」 「だけどもう12時じゃないか。」 「……先生、ごめんなさい!」 「え…?」 「先生来てくれたのに…私疑っていたんです。」 「疑う?」 「先生にとって私は遊びだったのかなとか…色々考えちゃったんです。先生は必ず来るって言ってくれたのに…」 「未亜……」 「あ……もうカフェ閉まっちゃいましたね。」 「未亜……未亜…未亜っ……」 「先生…?どうしたんですか?」 今にも泣きそうな声で 震えている肩で強く抱きしめられた理由が このときはわからなかった。
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