悲しい初デート

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「先生、見てください、星が……」 上を見上げたら満天の星空で いつも星は見ているけど 先生と…大好きな人と見る星は格別だ。 いつも以上に輝いていてまるで宝石のように見える。 星たちが私達2人を祝福してくれているようで この時先生と見た満点の星空を 私は一生忘れない。 だって、暗闇の中に光る星は 今日だけ私達を祝福してくれたからーー 明日から私達はまた、禁断の関係になる。 「未亜…ごめんな。本当に…」 「先生、私素敵なデートができてうれしいです。先生とこんな風に星を一緒に見て手を繋いであるけるなんて……ロマンチックです。」 まだ寒い季節で 二人が吐く吐息は白くて 白い吐息がひとつに混ざり合うぐらい近い距離になった時―― 「未亜……?帰ったの?」 「あ…お姉ちゃんなんで、また…」 「未亜…これ俺の連絡先…また連絡する、必ず。」 「はい!」
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