炎の花

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「あ、お帰りなさい。」 「…ただいま。悠汰、寝たの?」 「うん。こーちゃんが行ってすぐ おっぱい欲しがって、飲んだら寝た。」 「そうか。」 杏奈の様子はいつもと変わらない。洸一は 安堵した。 「ゴメン。」 「なあに?」 「お袋のこと。」 「嫁と姑は対立するものだから、気に してない。」 「あんな人じゃなかったんだけど。」 「こーちゃんはそれだけ期待されてた んだよ。活躍してきたし。」
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