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「ねえねえ、いいわよね、泉実ちゃん!」
「あらー!珠美ちゃん、いいんじゃないかしら、そのアイディア!」
10月某日、俺の店で。
「これ、会費とっちゃいましょうか。」
「そりゃあ、私たちが出してやる義理はないもの。それより、お店のキャパを越えないかしらねえ。」
俺は、客として来店している猫又の珠美さんと、吸血鬼の華原さんの会話に、まったく同意できないでいた。
二人とも、楽しそうで何よりだと思う。
だがな、明らかに俺は巻き込まれていると思うんだが?
「予約制!チケット販売すればいいのよ!琴ちゃんに言えば、顔が広いからあっという間だわ!」
「それはそうねえ。琴子ちゃんを入れないで計画は進められないわ。」
二人とも、その前に俺に言うことはないのか?
「あ、泉実ちゃん!今度、ここでハロウィンパーティーしましょうよ!」
「楽しいわよー!絶対!ね、泉実ちゃん!」
これの何に同意すればいいんだ、俺は。
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