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耳元でそう言われ、頭がぼうっとしてくる。
「先生、が……こんなとこ吸うからだろ……」
「血を吸わなくてもここはいつも美味しいね」
「ばか変態……ぁんっ」
あっという間に硬くなった二つの突起を先生はさらに激しく舐めまわす。
はぁはぁと息を上げる俺の顔を時々眺めて頭を撫でる。
『愛されてる』
って思う。
「気持ちいい?」
「んはぁ……いぃ……」
「こんなことするのは優夜くんだけだよ……」
「っ!」
嬉しくなって今度は俺からキスをした。
吸血鬼である先生の舌は冷たい。
それが余計に気持ちよくて。
まだ少し鉄臭かったけど、先生の唾液を飲み込むたびに(先生が俺の中に入ってくる)感じがして幸せだった。
「優夜くん……」
「優夜くん……」
「やっ……だめ」
先生は俺のささやかな腹筋をなぞり、下の方へ指を這わせる。
「だめだってば!!!!」
俺は危機を感じて先生を軽く突き飛ばした。
だって……
小さな足音がこちらへ向かってくるから。
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