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「ええ。それはもう極上の味でしたよ。未だに覚えてますもん。弾力があって、歯ごたえも良くて、少し苦味があって、柔らかくて、甘くてーーーー。ほっぺたが落ちるってあんな感覚ですかね。あの味は他ではもう二度と味わえない。宝物です。」
「そうなんですね。そんな経験があるからこそ、今の料理研究家としての貴女がいる。という訳ですか?」
「そう、なのかな。だとしたら家族に感謝しなければいけませんね。
....娘にも....。」
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