将来を決めるもの

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その後、家に戻ると、仕事を一応探し始めた。 しかし正社員として雇ってくれる所はない。自営業をやっていく元気もなかった。 それゆえ、私はアルバイトで厳しい生活を続けながらも、何とかその日まで生きることを決意した。 そして2年後の〇月〇〇日 不況の煽りを受けて私が元いた会社がクビになったことを、借金によって数日後に差し押さえられるであろうパソコンで知った。 私は久しぶりの喜びに胸を踊らせながら、そして自殺を決意した。 恐らく、あの後では一番幸せな未来だったのではないかと、そう思う。 まあ、そんなのはあの老婆しか分からないのだけれど。
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