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『…誰だい?僕たちの結婚式を邪魔するのは』
リックは、変装のマスクをベリッと剥がした。
『俺は…クローバー国王子リックだ!!』
『ほう……?』
『約束通り、迎えに来たよ…アリス!!』
『………?』
リック……?
リックって…誰だっけ?
アリスの目は焦点が合わず、何だかぼんやりとしている。
『可哀想に…その男から魔法をかけられているんだね』
リックは、ミハエルを睨み付けた。
『…愛の無い、偽りの結婚など、俺は絶対認めないからな!!』
『フン…あの男を直ぐに会場から排除しろ』
『……はっ!!』
リックへ刃が向けられた!!
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