第3話

4/9
前へ
/40ページ
次へ
『…誰だい?僕たちの結婚式を邪魔するのは』 リックは、変装のマスクをベリッと剥がした。 『俺は…クローバー国王子リックだ!!』 『ほう……?』 『約束通り、迎えに来たよ…アリス!!』 『………?』 リック……? リックって…誰だっけ? アリスの目は焦点が合わず、何だかぼんやりとしている。 『可哀想に…その男から魔法をかけられているんだね』 リックは、ミハエルを睨み付けた。 『…愛の無い、偽りの結婚など、俺は絶対認めないからな!!』 『フン…あの男を直ぐに会場から排除しろ』 『……はっ!!』 リックへ刃が向けられた!!
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加