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アリスとミハエルの結婚式が始まる 数時間前……｡
―地下牢―
『おーい､おっさん…生きてるか？』
『誰がおっさんじゃ!!』
気を失っていた､キョウは意識を取り戻した｡
『おっ､生きてた｡ 案外元気そうじゃん？』
『お主は…リックか!? ここは…地下牢なのか』
『みたいだな。んで…アリスとは､はぐれた感じ？』
『私は…ミハエル殿に魔法を掛けられ…意識を失った。姫様がどうなったかは……』
『ふぅん…つまり､おっさんは邪魔者扱いだった訳ね』
『だっ…黙れ!!!!』
キョウにとって こんな屈辱は初めての事だった。
『私は…姫様を守る事が出来なかった……』
『まぁまぁ…今ここから出してやるよ。一緒にアリスを助けに行こうぜ｡』
………すると｡
『…誰か､そこに居るの？』
すぐ近くから､女性の声が聞こえた｡
『……その声は――!!』
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