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淡々と独り言を言う私は今年も小学生の女の子。
上下左右を見ながら自分の存在する世界を再認識する。
「よし!今日も感度良好ですね!」
そんな聞く人が首を傾げるような訳のわからない事を笑顔で言う私。
そして、自分の手に握られたお気に入りのハンドバッグを握りしめて私は走り出す。
「今日は一体どこへ行きましょうか!」
独り言は止むことがない。
道行く人が好奇の眼差しを私に向けてくるが一切を無視。
私は誰かに語りかけるように常に喋り続ける。
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