~chapter1~

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「やばいおかーさん、遅刻!!」 「結衣、ほれ、お弁当」 「ありがとう、いってきます!」 寝坊して遅刻しそうになりながら、朝ごはん抜きで駅まで自転車を走らせる。 あとここを曲がれば駅、というところで、思い切り人にぶつかってしまった。 ガッシャーンと自転車は倒れ、見事にその下敷きになった。 「あいたたた…」 あまり痛そうじゃない声が聞こえる。 「ごめんなさい!!お怪我ありませんか?!」 思わず手に触れようとして、慌てて引っ込める。
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