0人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、え、うんありがとう、怪我はないよ」
といいながらさりげなく自転車をどかしてくれる。
「大丈夫?立てる?」
そういってその人は手を出してくる。
「大丈夫です」
そういってその差し出された手を取らずに1人で立とうとするも、足が痛くて立てない。
「男の手触るのもイヤかもしれないけど、ほら」
もう一度手を私の目の前に持ってくる。
私は何も男の手だから触りたくないのではない。
「あ、いや、ホントに大丈夫なんで…」
痛みを我慢して立つものの、足が痛くて上手く立っていられなかった。
最初のコメントを投稿しよう!