4445人が本棚に入れています
本棚に追加
例え、将来性が期待できない病院だったとしても、谷口先生は結婚を望んでいるはず。
「結婚相手って誰?俺の知ってる子?」
俺は首を横に振り
『高校の後輩。4コ下』
「女は若い子がいいよねー」
なんて話していたら、呼び出しがかかり話はそこで終わった
この日は当直。夜中、真理が病院に突撃してくるかと思って身構えていたが、予想を裏切り来なかった。きっと、別の男の物色に走り回っているのだろう。
夜中に電話がかかってきたようだが、ちょうど交通事故の救急が来ていたので出れなかったし、折り返しかけることもしなかった。
でも、美波には電話をかけ束の間の幸せを感じた。
最初のコメントを投稿しよう!