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えっ……なんで、ここに院長が?
偶然来たとは思えないが、取りあえずこのやり取りに終止符が打たれそうなのでホッとする
真理は項垂れて、泣いているようにも見えた
「昨日、話した通り見合い、結婚は決定事項だ。今更、星野先生に何を頼んでも変わらない」
その言葉を聞いて真理は顔を上げた。やはり泣いている
「結婚して、子供さえ産めば今まで通り好き勝手にしたら良いと何度も言っているだろう。先方もそれを承知してくれている」
えっ……そんな話になっているんだ。自由奔放の真理にはいい話じゃないのか……
「だって、何度も言うけど……あの人、生理的に受け付けないのよ。ハゲだし脂ぎっているし、デブだし……もう最悪……」
話した後、真理は悔しくて唇を噛み締めた
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