プロローグ

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その奇妙な店は、小さな田舎町にあった。 何が奇妙かというと、あらゆるものが高額なのである。 ショーウインドーの外側から何度か覗いてみたことがあるが、繁盛していた例がない。 1度だけ足を踏み入れたときも、あまりに高いので、驚いてすぐに出てきた覚えがある。 正直、どうして存在し続けられるのか、謎だった。 あの話を聞くまでは。
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