第2章【20AN年4月1日(真月曜日)】

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俺等は2階から1階におりていく… 体育館の渡り廊下の天井には 髪の毛で吊られた男女の不良共の死体… 腐っていて…一部がずり落ちていた ここも凄い腐敗臭だ… 俺は再び骸骨の鼻と口が プリントされたネックウォーマーで鼻と口を覆う 体育館の出入り口が僅に開いている… 俺等は中の様子を覗いた… 体育館内をさ迷ってるのは 黒明や白粉(オシロイ)先生の腐った体…  首にロープが巻き付いた状態で 吊られながら移動していた 体育館の舞台の上には透明ななにかで 閉じ込められた黒明達の魂があった… 黒明はその透明な何かを叩いている その時…姐さんが俺のヘッドフォンの片側を その爪で持ち上げると 姐さん 「ご主人様~ここにいる 敵は多いにゃ、一緒に戦ってくださいにゃ」 と呟いてきた… 死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマ ミツル) 「分かった…じゃあ行くぜ!」 それと同時に俺は体育館の扉を 開け放つと両手に霊力の爪を作ると身構える 姐さんは俺の背後で目を光らせ 両手の爪を天井に向け 身構えた俺は霊力の爪を伸ばして 籠手のように両腕をコーティングすると 白粉先生と不良男女2人の 腐体が3体いっぺんに襲いかかってきた
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