7人が本棚に入れています
本棚に追加
/67ページ
俺等は2階から1階におりていく…
体育館の渡り廊下の天井には
髪の毛で吊られた男女の不良共の死体…
腐っていて…一部がずり落ちていた
ここも凄い腐敗臭だ…
俺は再び骸骨の鼻と口が
プリントされたネックウォーマーで鼻と口を覆う
体育館の出入り口が僅に開いている…
俺等は中の様子を覗いた…
体育館内をさ迷ってるのは
黒明や白粉(オシロイ)先生の腐った体…
首にロープが巻き付いた状態で
吊られながら移動していた
体育館の舞台の上には透明ななにかで
閉じ込められた黒明達の魂があった…
黒明はその透明な何かを叩いている
その時…姐さんが俺のヘッドフォンの片側を
その爪で持ち上げると
姐さん
「ご主人様~ここにいる
敵は多いにゃ、一緒に戦ってくださいにゃ」
と呟いてきた…
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマ ミツル)
「分かった…じゃあ行くぜ!」
それと同時に俺は体育館の扉を
開け放つと両手に霊力の爪を作ると身構える
姐さんは俺の背後で目を光らせ
両手の爪を天井に向け
身構えた俺は霊力の爪を伸ばして
籠手のように両腕をコーティングすると
白粉先生と不良男女2人の
腐体が3体いっぺんに襲いかかってきた
最初のコメントを投稿しよう!