第2章【20AN年4月1日(真月曜日)】

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俺はそれをバック転でかわす すかさず姐さんが まとめて迫ってきた三人に 爪を広げた状態でアッパーを繰り出す 三人は弾け飛び弾け飛んだうちの一人… 黒明の体が俺に向かって飛びかかってきた おれは横に受け身をとり なんとかかわしたが すぐにこちらに向きなおった 黒明の体は再び俺に襲いかかる くっ…攻撃しずらいな… 「遠慮しないで、光(ミツル) それはもうワタクシじゃない!」 この声は黒明?ヘッドフォンをしてるが 遠くで聞こえる… 「ワタクシを…この苦しみから…解放して!」 俺は眉間にシワをよせると軽く頷く… その間、ずっと襲いかかってくる 黒明の体を避けていたが 霊力の爪を構えると 俺も黒明の体に飛びかかった 黒明の体に馬乗りになった俺は 右手の爪を振り上げて 黒明の体の肩から斜め下にめがけ その手を振り下ろすと 黒く腐った液体が体育館の床に飛び散った 俺は前方に宙返りすると もう動かない彼女の体から退く… そのあと黒明のとりまきの不良男子の体が 俺の背後から急接近してきて 反応が遅れた俺は突き飛ばされた…! 巫女 陽明 聖母 (ヨウメイ マリア) 「影山くん…!」 俺は暫く床を転がっていたが 床に爪をたててなんとか止まった…ッ
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