第2章【20AN年4月1日(真月曜日)】

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これで襲いかかってくるロープは 無くなったはず…だったが 俺等の足元に落ちた切り刻まれたロープは わっかの部分だけは残っていて ミミズのように這ってきた… 俺はそれが気持ち悪くて蹴り飛ばす その隙に俺は体育館のボス的存在の 首吊り亡霊に飛びかかりがてら そのぶら下がってる ロープを霊力の爪で切り離した 奴は体育館の床に落下する そのあと俺は空中からその 亡霊の背中に霊力の爪を振り下ろし 後退すると姐さんに 死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマ ミツル) 「姐さん!自慢の乱れ引っ掻きをかましてやれ!」 と指示を出した 姐さん 「はいにゃ~!」 姐さんはすかさず四足歩行で走ると 床を這っている亡霊に飛びかかった… 姐さん 「うーにゃにゃにゃにゃにゃ!」 姐さんは目にも止まらぬ速さで 亡霊の顔面や胴体を引っ掻きまわした すると亡霊が光に包まれ出した… 姐さんはそれをみて宙返りしながら 俺の所に戻ってきた 姐さん 「殺ってやったにゃ!…ふぅ」 と姐さんは良い汗かいたとでもいうように 手の甲で額をぬぐうような仕草をしてから その姿を消した
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