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しばらくして…
悪狐も起きたようだ
俺等に背を向けたままではあるが
起き上がると狐面と烏帽子をつけて
俺等に向き直る…
陰陽師
悪狐 道義
(アクキツネミチタダ)
「…二人とも起きていたか…」
悪狐は喉が乾いたのか荷物の中から
水が入ったペットボトルを引っ張り出し
再び俺等に背を向けると狐面を
側頭部につけて水を飲みだした
巫女
陽明 聖母
(ヨウメイ マリア)
「…悪狐さん、水飲んだら
四棟寮に行きましょう
ねっ?影山くん…」
陽明が俺に視線を向ける
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「…………」
俺は少し考え事をしていたせいで
反応が遅れてしまった…
巫女
陽明 聖母
(ヨウメイ マリア)
「…影山くん?」
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「ッ…ああ、すまない…そうだな…」
とりあえず何の話かは
分かっていたので
俺は急いで話を合わせた…
巫女
陽明 聖母
(ヨウメイ マリア)
「影山くん…もしかして不安なんですか?」
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「…よくわかったな…
ああ、少しだけ…
3年前には入れなかった魔境だし…
骨がおれそうだなと思っていんだ」
俺は陽明に視線を向ける
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