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まるで、俺等にそれ以上近づくな
とでも言うように…
巫女
陽明 聖母
(ヨウメイ マリア)
「はわわ…っ」
陽明は亡霊の威圧で後ずさっているが
俺は彼女の手を優しく握った…
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「大丈夫だ…陽明、俺等がいる
あんたはさ…ひとりじゃない」
俺は陽明にそう言うと
彼女の手を離して四棟寮の
出入り口に向かう…
その扉はかたく閉ざされていた…
扉に手をかけようとしたとき
内側からドン!という音がして
俺は顔をあげる
出入り口の扉の硝子にびっしりと
歪んだ顔が張り付いていた
き、気持ち悪いな…
仕方ない…実力行使だ!
俺はその扉からバックで距離をとる
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「姐さん!」
俺は姐さんを召喚した
姐さん
「はいにゃ!」
俺の正面に姐さんが立つ
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「…姐さん、この硝子を破壊してくれ」
姐さんは大きく頷くと
硝子の内側にびっしりと広がる
歪んだ顔を硝子ごと砕く
それで驚いたのか硝子に広がっていた顔が消えた
俺はその割れた所から手を
いれると内側の鍵を開く
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