第3章【20AN年4月2日(炎曜日)】

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死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマミツル) 「いっつ…!」 俺は背中を打ったことで 僅かに呼吸が詰まる… 巫女 陽明 聖母 (ヨウメイマリア) 「だ、大丈夫?…影山くん!」 俺はクールな音楽を聴いてるが 彼女の声はヘッドフォンをしてても聞こえた… 死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマミツル) 「ゴホッゴホッ…大丈夫だ…」 俺はそういって立ち上がる 陰陽師 悪狐 道義 (アクキツネミチタダ) 「ここの亡霊達は荒ぶってる…!」 悪狐の声が聞こえた…確かにな… 死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマミツル) 「と、とにかく…早いところ 4階の大浴場に行くぞ その大浴場に全ての元凶があるはずだ…」 そう…以前も話したと思うが… ここの大浴場で男女二人 お互いに首の動脈を切りあって 自殺したやつらがいるんだ… そして…屋上には白いワンピースの女先生もいる 彼女は自殺した二人の生徒の先生… つまり、二人の生徒は彼女の教え子なんだ 俺らは慎重に辺りを警戒しながら 2階への階段をあがって行く… その時…2階から赤黒い液体が流れてきた…!
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