side 本町雄輔

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そして、口をゆっくりと開いた。 「それは・・君達の事件に関係していることで間違いないね?」 やっぱり、この人はあのことを知っている。 俺がそう確信したとき。 「確かに、君の推測で半分正解だろう。  覚えていないだろうが、前に言った通りだよ。  私は何も知らないが、知っているよ。」 そういえば、前にそんなことを聞いたような気がする。 ただ、言葉の意味は相変わらず分からなかった。 そして、半分正解ということの意味。 一体何を知っているんだ? 「そのことに関して、あまりこの場で話すべきではないな。  ・・仕方ない、私の家で話をしよう。」 そう言って、隆行さんは電話をした。 どうやら、車で迎えに来てもらうようだ。 車が迎えに来るまで、俺達は飲み物を飲んでゆっくりしていた。
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