その店は

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 その奇妙な店は、駅前のバス停から向かって正面にあります。    ごく普通の喫茶店に見えますが。違います。    バスを待つ間、一度気が向いたらあの店を尋ねてください。もちろん、気が向いたらですけれども。  そこの大柄の亭主は。  そのいかにもアメフト経験者らしき中年男性は、そっと貴方に耳打ちすることでしょう。 「今日はいい男子高校生入ってますよ」と。  その奇妙な店は、男子高校生を売る店でした。  
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