今宵の月は・・・・

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「全然、平気みたい」 「あっ・・・・はぁ・・・・・あぁ・・・・」 間髪入れずに、どんどんと体内に異物が滑り込んでくる。結局、6個全部が躰の中に収まってしまった。その圧迫感と違和感があるのに、躰の方は期待で震えている。 圧迫感に負けて身を捩ると、ナカでボールがごろりと移動してぶつかり合う。すると粘膜を押し広げてあらぬ方向をグッと押すことになる。 「あン・・・ソコ・・・あっ・・・すご・・・」 「動かすと、どんどん前立腺を押すよ。自分で腰振って」 「そんな・・・///」 「その方がいいと思うけど」 渋る兄の下腹部を手のひらでくっと押してやると、嬌声が上がる。 「やだ・・・ソコ・・・・押したら・・・///」 「イイんでしょ?素直に腰振った方がいいのに」 「や・・・や・・・///」 必死に首を振る恋人をかわいいと思う反面、苛めたくてしょうがなくなる。 「自分でしないなんて、悪い子にはお仕置きだよ」 「ひっ・・・ア・・・」 ボールを飲み込んで充血したところに小さな機械を押し込んだ。 「ろーた・・・や・・・・」 「”虎太郎くん”じゃないだけマシでしょ」 「こたろうくん・・・ダメ・・・・」 中でボールを揺らすローターの音が、ベッドルームに響き渡る。 開脚した彼の膝が、カタカタと震えている・・・・・彼を戒めている手が敏感にソレを感じる。 桂斗の顔は紅潮し喘ぎをもらし、唇は唾液で濡れて艶めいている・・・・官能的な彼の姿に自分の方が軽くイッてしまいそうだ。 「やばい・・・・あんたエロすぎ」 「オモチャ・・・や・・・///」 そう云いながら、ぺろりと舌を出して理玖の雄々しく反り返ったモノを掴んだ。 「ほんっとエロいね。それに積極的なとこも好き」 「おれ・・・もう・・・おしり・・・蕩ける」 「でも、まだあげない。俺がかなりしんどくなってるから・・・・すぐイッちまう」 「けち・・・」 尚も指で扱かれるから、軽くイッしまいそうになる。 「こら、おいた禁止」 悪戯をする桂斗の手を、頭の上で拘束し、手錠をかけてベッド柵に繋いだ。 「けち・・・」 もう一回小さく言ってら、弟に唇を塞がれた。文句を言うから煩がられたのだろう。 舌を吸われ、歯列をなぞられ・・・・躰の芯が蕩けるような甘いキス。誰にもそんなキスをしないでくれ。俺だけに・・・・俺だけにして。 腰がふわっと浮くような疼きが生まれた・・・甘い口づけで桂斗は追い詰められる。 「桂斗・・・すげぇ溢れてくる。もう戒めないとだだ漏れだ」
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