139人が本棚に入れています
本棚に追加
~翌日・教室~渚視点。
仮装して教室に入ると、既に数人が集まって会話をしていた。
先に僕に気が付いたのは中村さんだった。
中村「お? 来た来た新米教師」
渚「まだ完璧じゃないよ」
倉橋「それなんの仮装?」
渚「吸血鬼」
「え?」っと全員が僕を見つめた。
ん? 吸血鬼ってハロウィンに合わない?
てかこの衣装、杉野と一緒に探して買ったんだけど。
中村「渚は吸血鬼じゃなくて、兎でしょ」
前原「それも女装」
渚「なんで?!」
そもそも僕に兎なんて合わないでしょ!
女子なら誰でも合いそうだけど!!
てか髪の毛切っても昔と変わらない!!
あかり「Happy Halloween!」
明るい声を上げて教室に入ってくる茅野に、みんなが迎えた。
あれ、僕への絡み終わり?
業「おはー、渚。それ吸血鬼?
なんで兎じゃないの?」
渚「カルマもか」
業「ん?」
渚「なんでもない」
フイ、ッとカルマから視線を逸らして磯貝君の所へと駆け寄る。
みんなから絡まれるのは嫌とかじゃないよ。
でも、なんで兎なんだろう?
中学時、ツインテールだったからかな?
磯貝「暗いぞ渚。
なんかあったのか?」
渚「ううん、ただ何か手伝うこと無いかなって」
本当は磯貝君と片岡さんが必死でお昼の準備してるのを手伝いたくて近付いただけなんだけど。
最初のコメントを投稿しよう!