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~回転寿司~
渚「美味しい」
「まさか渚が教師になるなんてな、吃驚したよ」
渚「僕も最初 夢が見付からなくて…
でもせんせーを見てて「教師になりたい」って強く思ったんだ」
殺せんせーみたいな教師に。
それが僕の夢。
広海「実際にどうなの? 大変じゃない?」
渚「うん、まあ…凄く大変だけど…
嫌とかにはならないよ。向き合えばちゃんと彼等も向いてくれるから」
最初は大変だったけど、僕達には魔法の言葉があるから。
それを聞けばどんな事でも強くなれる。
「ねぇねぇ、あの店員…『那波』(なば)君に似てない?」
「え、今男性では人気の俳優の?!
まっさかぁ!」
左側に座ってる女性達がレジの前に立ってお会計をしている男性を見つめて語り合っていた。
『那波』って確か茅野と共演してるって言う…
んー、よく見ると確かに那波っぽいけど、似てるだけなんじゃないのかな?
なんというか彼はもっとこう…ナルシストっぽい感じが…。
「こんばんは、お客様。
ご家族で来られたんですか?」
一人の女性店員が僕達に声をかけてきた。
母さんがすぐに彼女に答える。
ん? あれ?
広海「久しぶりに食事をしたの。
息子の一番好きなお寿司でね」
「素敵なご家族なんですね!
そんな素敵なお客様に、こちらの大物寿司を賭けて、私と勝負しませんか?!
ゲームに勝てば大物寿司が無料で食べられます!!」
……茅野?
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