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教員室の中に入って、ビッチさんが使っていた机に近寄って課題を見る。
え? 「ウサギの絵を描いて森に進め」?
う、ウサギ? 簡単そうだけど…
あかり「描いてる最中に出て来ないよね」
渚「判らない。
あかりは絵に集中して。
僕が見てるから」
あかり「う、うん」
鉛筆を手にして白紙にウサギの絵を描いていく。
細かく書けないから、本当にシンプルに……
絵を描いてる最中、渚は周囲を警戒してくれてる。
杉野が出てきた時もそうだったけど。
渚は蛇の姿になってまで、ちゃんと私を守ってくれてる。
凄く安心するし、頼りになるんだけど…
やっぱり蛇って言うのがなぁー。
あかり「よし、描けた」
置いていた水鉄砲を取って教員室を出て森へと急いだ。
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