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岡島君を無視して三つ目の目的地の前で立ち止まる。
次は……『十回回って目を閉じて、片足を上げなさい』か。
これはバランス力とゲームが混ざってる。
…とりあえずやりますか。
渚自ら私から降りると、私は十回回って目を閉じて片足を上げた。
これが結構効いてしまって、目と脳が回ってる。
バランスも上手くとれなくて、でも踏ん張ろうとしていた時、頬にヌルッとした冷たい物が当たった。
これは驚いてしまい、直ぐ様目を開けて確かめてみる。
羽山君の火の玉と同様、綺羅々ちゃんがこんにゃくを吊るしていた。
狭間「駄目じゃない、目を開けちゃ」
あかり「え? もしかして時間とかあったの?」
狭間「まさか。
これをしても驚かないかどうか試してたの。
他に理由なんて無いわよ」
ニヤリと不気味に笑う綺羅々ちゃんも怖い。
暗闇にピッタリだよ。
あ、彼女の首に渚が巻き付いて驚かしに来たら、すっごく危険かも…
狭間「まあここまで来たからには、あと二つも頑張って。
ゴール地点で待ってるわ」
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