動物の時間 おまけ10

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 岡島君を無視して三つ目の目的地の前で立ち止まる。  次は……『十回回って目を閉じて、片足を上げなさい』か。  これはバランス力とゲームが混ざってる。  …とりあえずやりますか。  渚自ら私から降りると、私は十回回って目を閉じて片足を上げた。  これが結構効いてしまって、目と脳が回ってる。  バランスも上手くとれなくて、でも踏ん張ろうとしていた時、頬にヌルッとした冷たい物が当たった。  これは驚いてしまい、直ぐ様目を開けて確かめてみる。  羽山君の火の玉と同様、綺羅々ちゃんがこんにゃくを吊るしていた。 狭間「駄目じゃない、目を開けちゃ」 あかり「え? もしかして時間とかあったの?」 狭間「まさか。  これをしても驚かないかどうか試してたの。  他に理由なんて無いわよ」  ニヤリと不気味に笑う綺羅々ちゃんも怖い。  暗闇にピッタリだよ。  あ、彼女の首に渚が巻き付いて驚かしに来たら、すっごく危険かも… 狭間「まあここまで来たからには、あと二つも頑張って。  ゴール地点で待ってるわ」
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